tama’s diary

慢性腎臓病の猫の治療記録

里親さんへの譲渡「譲渡契約書」

里親さんへ仔猫を何匹か譲渡しましたが、譲渡契約書を作りませんでした。良好な関係を続けてくださる里親さんがほとんどですが、そうではない方もみえますので、子猫ちゃんの心配を最小限にするために譲渡契約書は作った方がいいと思いました。子猫を渡してから考え方の違いに気付くこともあり、後悔しています。殆どのサイトや動物愛護センターなどでは責任をもって育てて頂くために必ず譲渡契約書にサインして頂くそうです。利用したサイトは譲渡契約書を取り交わさなくていいところでしたが、後からそういうサイトは珍しいと分かりました。必要がないように配慮できればいいのですが、色々考え方の違いでこじれてしまう事もあります。私の場合、後から「譲渡契約書にサインしてほしい」とお願いしたら「そういう書類があるのなら貰わなかった」と言われた経験があります。かわいがって下さっていると思いますが心配になります。地域の猫活動をされている方に伺ったら、最初は譲渡契約書を作らなかったけれど、いろいろあり今は必ずサインして頂いていると言われてました。

里親さんを探して思ったのは、今は猫ちゃんを貰って下さる方が多いので、時間はかかっても必ず里親さんは見付かると言うことでした。意外と、仔猫よりも体力のある成長した猫を希望される方もいます。連絡をくださった方と時間をかけてお話をさせて頂き、考え方をよく理解して渡すのがいいと思いました。時には断ることもありましたが、必ず里親さんは見付かります。それから、子猫は少なくとも生後3ヶ月は経てから、便尿検査はしてから渡した方が(出来れば血液検査もして)お互い安心です。母猫と一緒にいられる子猫でしたら、小さいうちは母猫に育てられた方が、栄養、トイレ、性格、いろいろな面でメリットがあり、体力がある程度ついてから里親さんに渡した方が安心です。

 

里親さんのお宅を拝見する時の基準がありました。

・1人暮らしでは無いこと。

・賃貸ではないこと。

・なるべく家族が多いこと。

・なるべくお金持ちであること。収入が安定していること。

・なるべく猫の飼育経験が豊富であること。

・飼えなくなった場合、引き取る相手がいること。

・家族構成に幼児がいないこと。

・多額のローンや多額の借金がないこと。

・自動車を所有していること。

・譲渡後も状況の連絡が取れること。

・譲渡後も譲渡主と仲良くやっていけること。

・家の構成や環境が猫にとって良好な環境であること。

・なるべく渡す場所が近いこと。

・虐待を疑われないこと。

・年齢的には20歳~65歳であること。

・人としての常識や礼節やマナーを守れること。

これらすべてが当てはまらなくてもいいかなと思います。