tama’s diary

慢性腎臓病の猫の治療記録

鉄分の補給 Fe

ネットで鉄玉子で湯冷ましを作って飲ませていると知り、少し貧血気味になっているので真似しました。いろいろ勉強したら、フードに十分鉄は含まれていることが分かり、貧血も薬を飲むほどでもないので、鉄玉子を利用するのをやめました。

これから、鉄玉子で鉄分を補う予定の方に参考になればいいな。

 

0.   水道水 Fe 5μg/100mL

1.湯冷まし 沸騰してから15分茹でて冷ましたもの Fe 8μg/100mL

2.水に1~2時間入れておいたもの  Fe 45μg/100mL

3.水に1晩浸しておいたもの Fe 163μg/100mL

 

意外に湯冷ましは鉄が溶け出ていなかった。

水に浸けておいただけでも少し茶色くなり45μg/100mL溶出していた。

1晩漬けると焦げ茶色になり163μg/100mL溶出していた。

どのくらいの鉄分が含まれているといいのか分からないが、1時間浸けておいた水を猫ちゃんにあげることにした。

いくつかお皿を置いてあるが、1つだけ鉄入の水にしたところ、時々飲んでいます。

下記の「プロラクト鉄タブ」は猫は1日1粒で10mg摂取することになっています。うちの子は100mLも飲んでないので、多くても1日50μgだから、約200分の1しか飲んでないので、大丈夫かなと思います。また、人間の小児用シロップ「インクレミンシロップ」は1日鉄として12〜24mgなので、同様に約200分の1ぐらいになります。

AAFCO(2007)の許容下限量とともに、NRC(2006)の猫における推奨量は、成長期でも成猫でも乾物1kgあたり80mgとされている。ペットフードの原料である肉、特に内臓肉は高含量の鉄を含んでいるため、ほとんどのペットフードには多量の鉄が含まれているので、鉄欠乏は起きないと考えられる。小動物の臨床栄養学 第5版

・鉄欠乏:貧血、被毛粗化、倦怠感、成長抑制

・鉄過剰:食欲不振、体重減少、血清アルブミン濃度の低下、肝機能不全、ヘモシデリン沈着症 

#鉄分の摂りすぎはNG!鉄分の補給しすぎで注意すべき症状と副作用

「胃腸が荒れたり炎症を起こしている人は、鉄剤やサプリメント(栄養補助食品)が症状を悪化させることもあるので、使用しないようにしてくださいね。

鉄は、不足しても摂りすぎても良くない成分。だからこそ、血液検査などで自分の状態をきちんと知ってから上手に摂るように気をつけましょう。」

https://allabout.co.jp/gm/gc/65344/

#ネットから

「鉄玉子のシンプルな使い方としては、鍋ややかんに鉄玉子を入れてお湯を沸かすだけで鉄分の補給が可能となります。水道水の場合はカルキのニオイが消え、まろやかになり美味しくなります。鉄玉子から溶け出す鉄分は、身体に吸収されやすい「二価鉄」という形で溶け出るため、微量でも吸収率がよく鉄分補給に効果があります。

水1Lに鉄玉子1ヶを入れて、お湯を沸かすと沸騰時0.042mg(4.2μg/100mL)・3分後には0.050mg・5分後には0.069mg(6.9μg/100mL)の鉄分が溶け出るそうですので、沸騰してから数分沸かし続けることをおすすめ致します。」

https://gourmet-note.jp/posts/11153

#犬猫用「プロラクト鉄タブ」という薬があります。

原材料:ピロリン酸(不溶性)ラクトフェリン、結晶セルロース、魚類ペプチド、酵母エキス、ヒドロキシプロピルセルロース、二酸化ケイ素、ショ糖脂肪酸エステル、リボフラビンチアミン塩酸塩、ピリドキシン塩酸塩、葉酸、シアノコバラミン

・猫は1日1粒で10mg摂取することになります。

http://www.vmdp.jp/products/pimobeheart/pimobeheart.html

#人間用の鉄剤「インクレミンシロップ5%の基本情報」

・1歳未満:シロップとして2〜4mL(溶性ピロリン酸第二鉄として100〜200mg、鉄として12〜24mg)

https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/drugdic/prd/32/3222012Q1030.html

#鉄剤の種類・違い

https://tako-ita.hatenablog.com/entry/2020/04/25/175601

#ピロリン酸第二鉄

https://4-sisters.com/baby/pyrophosphate/