tama’s diary

慢性腎臓病の猫の治療記録

ミルタザピン(ミラタス) 猫の食欲増進剤 人の抗うつ薬

ミルタザピン(ミラタス)

筋弛緩作用がある⇒運動障害、嚥下障害

https://www.shinryo-to-shinyaku.com/db/pdf/sin_0054_01_0009.pdf

https://sugi-zaidan.jp/smf/wp-content/uploads/2020/05/%E7%AC%AC2%E5%9B%9E%E5%8A%A9%E6%88%90%E5%86%85%E5%AE%B910.pdf

中止した!!

ミルタザピンは服用と耳に塗るようとありますが、耳に塗る方が量を最小に調節できるので適していると思います。

副作用の食欲増進を利用するのですが、主な抗うつ薬としての作用も効いてしまいます。使わない方が賢明だと思いました。

もし、使うなら、耳用を少しにして下さい。服用は止めた方がいいです。

以下に副作用を記載してあります。読んで頂きたいです(赤色の字は特に)。

例えば、筋弛緩作用があるので、もしかしたら嚥下障害が出るかもしれませんし、歩行が難しくなるかもしれません。

強制給仕も出来ないような状態になっているなら、ミルタザピンを使うのはやめた方がいいのではないでしょうか?

 

商品紹介 :
ミラタス(ミルタザピン)はネコの体重減少や食欲低下の管理目的で使用する経皮投与薬です。

禁忌:
ミルタザピンまたは賦形剤に過敏症のあるネコへはミラタズを使用しないで下さい。
ミラタズはセロトニン症候群発症のリスクを高めるため、モノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI)(例:セレギリン塩酸塩(L-デプレニル)アミトラズ)との併用または前後14日間の使用はしないで下さい。

警告:
人間用ではありません。子供の手の届かない場所に保管して下さい。
ミラタズを取り扱う際は肌への接触を避けるために使い捨て手袋を使用して下さい。使用後は手袋を処分し、石鹸と水で手を洗って下さい。
投与後、ミルタザピンが皮膚または口からから吸収されることを避けるために、治療を受けたネコは人間またはその他の動物との接触を2時間を持たないよう注意して下さい。投与後2時間ネコの塗布場所と体に微量の残留物が残っています。
誤って皮膚との接触があった場合は、石鹸とぬるま湯で完全に洗って下さい。目に入った場合は、水で目を洗い流してください。もし、皮膚や目に異常を感じる場合は医師の診断を受けてください。
誤って飲み込んだ場合はあるいは皮膚や目に異常を感じる場合は医師の診断を受けてください。

注意:
経口投与や目への投与はしないで下さい。
肝臓に疾患があるネコへの使用は慎重に行って下さい。ミルタザピンは、血清肝酵素を上昇させるかもしれません。
腎臓病疾患のあるネコへの使用は慎重に行って下さい。腎臓病は、ミルタザピン排出を減らす可能性がありその結果、より高い薬露出を起こす可能性があります。

ミラタズを中止する場合、ネコの食物摂取量を観察することは重要です。食物摂取量はミラタズ中止後減少する可能性があります。食物摂取量が数日の間、劇的に減少した場合(>75%)あるいは、もしネコが48時間以上食べることを止めた場合、ネコを再診断して下さい。

ミラタズは2キログラム以下または生後6ヶ月未満のネコに対して査定されていません。
繁殖、授乳中、授乳中のネコへのミラタズの安全使用について査定されていません。

副作用:
臨床検査で報告された一般的な副作用(対象115匹)

・投与部位への反応 (紅斑、かさぶた、残留物、落屑、乾燥、皮膚炎または刺激、脱毛症、掻痒)

・行動異常(発声、活動過剰、方向感覚の喪失、歩行障害、無気力、虚弱、甘え、攻撃的)

・身体上観察 (嘔吐、脱水、下痢または柔便、心雑音、食欲不振)

・臨床病理学 (血尿、尿素窒素(BUN)(クレアチニンなし)の上昇、尿素窒素(BUN)とクレアチニンの上昇、高リン血症、低カリウム血症、膿尿症、貧血、低い尿比重、単球増加、好中球増加)

野並どうぶつ病院のHPから

ネコちゃんの場合、外用薬(軟膏)を一日一回耳介にぬることで経皮的に吸収され作用を発揮します。入院中のネコちゃんについて行われたある研究では、ミルタザピンの投与により80%以上の猫において食欲の増進効果が認められたそうです。ただし、用量に個体差があるため感受性が高いネコちゃんでは投与後に若干ソワソワしたり興奮したり、夜鳴き、徘徊という行動や性格の変化を伴うこともあります。お薬の効果が切れれば元に戻ります。

と書いてありましたが、人の副作用で嚥下障害が出た人が服用を中止しても嚥下が戻らなかった場合がありました。楽観的に考えてはいけないと思いました。

https://nonami-ah.com/%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%80%81%E3%83%8D%E3%82%B3%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%81%AE%E9%A3%9F%E6%AC%B2%E5%A2%97%E9%80%B2%E5%89%A4%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6

 

使用方法 :
※下記はミラタズの使用量のガイドラインです。正確な使用量、使用期間は獣医師の指示に従ってください。

ミラタズは外用薬です。
1日1回およそ1.5インチ(3.8cm、およそ2mg/猫)の軟膏をリボン状に出し、ネコの耳介の内側へ投与します。
期間は1日1回を14日となります。(商品説明書にある図を参照して下さい)

投与の際、使い捨ての手袋を着け、手袋は使用毎に処分して下さい。

日ごとに右と左を変えて耳介へ投与して下さい。

外耳道(耳の穴)への投与はしないで下さい。

必要に応じて投与の前に乾いたティッシュまたは布でネコの耳介の内側を拭いてください。

投与ができなかった日は翌日の投与に1日に決められた量を投与して下さい。

投与の方法については、飼い主は初回の投与の際、動物病院にて獣医師またはトレーニングを受けた人に立会い説明を受けてください

https://www.pet-kusuriya3.md/%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%82%BF%E3%82%B9%E8%BB%9F%E8%86%8F-%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%82%B6%E3%83%94%E3%83%B3-5g-.html

 

https://www.pmda.go.jp/drugs/2009/P200900035/17005000_22100AMX01823_F100_2.pdf


作用メカニズム

セロトニンノルアドレナリンドーパミンなどの再取り込み阻害作用を持たず、青斑核の神経細胞体に存在するα2自己受容体(ノルアドレナリンの放出にブレーキを掛けるシステム)を阻害することで、ノルアドレナリン放出を増強します。また、α2受容体はセロトニン放出に対してもブレーキをかけますので、セロトニン放出も促されます。ミルタザピンは、抗ヒスタミン作用(H1受容体阻害作用)を持つため、眠気を引き起こします。この眠気は副作用ではありますが、逆手に取れば、不眠に対しては治療的に働きます。

治療薬としての位置づけ
軽症から中等症のうつ病では、SSRISNRIが主流となっていますが、ほとんどの抗うつ薬は効果が現れるまでに、2週から3週以上の期間を要します。これに対して、ミルタザピンは比較的短期(およそ1週間)で効果を発揮する場合があります。うつ病では、不眠が多く見られますが、ミルタザピンは深い睡眠(ノンレム睡眠のステージ3および4)を増やすことで睡眠の質を改善します。また、食欲を上げる作用も持ち合わせており、総じて、不眠や食欲低下を伴ううつ病では有効な選択肢となります。

https://cocoro.clinic/%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%82%B6%E3%83%94%E3%83%B3#:~:text=%E4%BD%9C%E7%94%A8%E3%83%A1%E3%82%AB%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0,%E6%94%BE%E5%87%BA%E3%82%92%E5%A2%97%E5%BC%B7%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

添付文書

https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1179051F1029_1_25/?view=frame&style=XML&lang=ja