tama’s diary

慢性腎臓病の猫の治療記録

低カリウム血症

カリウムの投与は慎重に!!

症状と徴候
軽度の低カリウム血症(血清カリウム濃度3~3.5mEq/L)で症状が現れることはまれである。血清カリウム濃度が3mEq/L未満になると一般に筋力低下が生じ,麻痺や呼吸不全に至ることもある。その他の筋肉の機能障害として,痙攣,線維束性収縮,麻痺性イレウス,低換気,低血圧,テタニー,横紋筋融解症などがある。持続性の低カリウム血症では腎濃縮能が障害され二次性多飲症を伴う多尿症が生じる。

https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB/10-%E5%86%85%E5%88%86%E6%B3%8C%E7%96%BE%E6%82%A3%E3%81%A8%E4%BB%A3%E8%AC%9D%E6%80%A7%E7%96%BE%E6%82%A3/%E9%9B%BB%E8%A7%A3%E8%B3%AA%E9%9A%9C%E5%AE%B3/%E4%BD%8E%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%E8%A1%80%E7%97%87

 

腎血管性高血圧症ではしばしば低カリウム血症をきたします。

進行すると、足のまひから歩行困難、起立困難となり、入院が必要になる例もあります。

軽度の低カリウム血症なら、カリウムを含む内服薬を使用し、中等度から重症の低カリウム血症には塩化カリウムを含んだ輸液を点滴します。原因疾患によって対症療法も変わり、治療後にカリウムが高くなり過ぎないよう注意しながら補正を行います。軽症ならサプリメントの服用で改善することがありますが、他の疾患や薬が原因である場合は注意が必要です。

ただし、腎臓に持病のある方は、カリウムの取り過ぎは厳禁です。特に高齢になると腎機能が低下してきますから、医師からカリウム摂取量の指導を受けている方は制限食を守るようにしてください。

https://doctorsfile.jp/medication/462/

動画

https://www.youtube.com/watch?v=_BhbLc7bMQU

極めるシリーズ 講義編

https://www.youtube.com/watch?v=BUL8IfMZAOw