tama’s diary

慢性腎臓病の猫の治療記録

AI vs. 教科書が読めない子どもたち

新井 紀子さんの本です。

AIってどうなんだろう?

将棋の藤井君はPCと対戦して強くなったらしいけど、あれもAIなのかな?

新井さんの研究している「東ロボ(AI)くん」は東大に受かるのが目標だけど、本当に可能なの?

私自身、国語が苦手で…

私個人のことだと考えていたけど、

「教科書が読めない子どもたち」と書いてあって、

あれ?私だけじゃないのかな?と引っかかったのと、

AIについてちょっと知りたいなと思って読みました。

前半は難しい文章でしたが、後半は今の小中学生の学力に焦点が当てられていて、読んでいて面白かったです。

全国読解力調査の基礎的読解力調査では以下のような問題を出したそうです。

例題1

天の川銀河の中心には、太陽の400万倍程度の質量をもつブラックホールがあると推定されている。」

この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。

天の川銀河の中心にあると推定されているのは(  )である。

①天の川 ②銀河  ③ブラックホール  ④太陽

例題4

「エベレストは世界で最も高い山である」

この分に書かれたことが正しいとき、以下の文に書かれたことは正しいか。

「正しい」「まちがっている」「判断できない」のうちから答えなさい。

エルブルス山はエベレストより低い」

 

それから、熱心な先生が教科書が読めない中学生が増えていると感じているそうです。

首相→しゅそう

東西→とうせい

設立→せいりつ

大手→だいて

残業→のこりしぎょう

物理→もり

文部→ぶんぶ

用いる→よういる

居住地→いじゅうち

現役→げんやく

このほかにも、

「学」から始まる単語を見ると「学級」でも「学年」でも「学業」でも全部、「がっこう」と読む生徒がいるそうです。

どうしてそう読むのか?訊ねたところ「そのほうがよく当たるから」と答えたそうです。