tama’s diary

慢性腎臓病の猫の治療記録

ノミ 

知恵袋から

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13268975308

 

「現在猫の体に付いている」蚤は、塗布後1日経てばほぼ死に絶えます。

ただ、家の中で蚤が繁殖している(「卵、幼虫、サナギ」が床の綿ゴミの中などにいる)場合は、3週間程度は、サナギから羽化した蚤が猫に跳びつきます。 (駆虫薬は約1ヶ月間効果が持続するので、猫に跳びついた蚤は死にます。)


『大量に繁殖してしまった蚤を駆除するには』、
「① 猫の首筋に「フロントラインプラス」等の駆虫薬を塗布する。 ② 床を小まめに掃除して、卵・幼虫・サナギを減らす。 ③ 家中をバルサン等で燻煙して幼虫を殺す。」のが、3点セットです。

猫の首筋の皮膚に、『フロントライン プラス、レボリューション』 などの滴下薬をつける。
(塗布するときは被毛を掻きわて、確実に皮膚に塗ってください。 液垂れを防止するには、数か所に分散して塗布します。 直に皮膚に塗らないと効果は出ません。)

殺虫と卵の成長阻害効果は、約1ヶ月間持続します。
(外に出る猫は、4~11月は毎月投薬が必要です。)

フロントラインは、猫の皮膚からの吸収は比較的少なく安全性が高い駆虫薬です。
薬を付ければ、数日間で蚤は死んで猫から落ちるでしょう。
「フロントラインプラス」は、動物病院で塗布してもらうか、アマゾン・楽天などのネット通販の動物薬局でも正規品が購入できます。 (フロントラインプラスのジェネリック薬に 「マイフリーガードアルファ」、「プロテクトプラス」が有ります。)
駆虫薬を塗布するときは、被毛をかき分けて皮膚に直接塗布します。
「フロントラインプラス」を塗布する前後各2日間は、シャンプーは避けてください。(皮脂や薬剤が流れると、十分な効果が出ません。)

レボリューション(要指示薬なので、獣医師の処方が必要で動物病院で塗布してもらいます。)は、皮膚から吸収される薬剤で蚤と回虫が駆除できます。


② 徹底的に家中の床等の埃を掃除機で吸い取ります。
吸い取ったゴミは、その都度ポリ袋に入れて密封して捨てます。
(床にいる蚤の卵・幼虫を減らす。)

蚤を潰すと卵が飛び散るので、粘着テープに貼るか、中性洗剤の希釈液で溺れさせます。
猫の使っていたタオル等の繊維類は、75℃以上の熱湯に5分ほど浸ければ、卵・幼虫・サナギが死にます。

⓷ 猫の歩きまわった部屋は全て、バルサンで燻蒸して幼虫を減らします。
薬剤は狭い隙間には入りませんので、燻蒸する前に重なった物を整理して、空気が通るようにして置きます。

(A): 蚤のライフサイクルは、
「成虫(メスは吸血すると、1週間で200個産卵、約3週間生きる。) ⇒卵(3日~7日で孵化) ⇒幼虫(7日~14日で蛹化) ⇒サナギ(繭)(10日~1年で羽化) ⇒成虫」です。

真夏は、2~3週間ほどで、卵⇒成虫に成ります。

(B): 蚤の卵は、生まれるとすぐに床に落ち、蚤の幼虫は、床や、猫の寝床などに居ます。(幼虫は、蚤の糞や、フケなどの有機物を食べます。)

サナギは、低温(13℃)になると羽化しなくなるので、とりあえず蚤がいなくなったように見えます。
でも、翌年の春には、まとめて羽化して蚤になります。

(C): 全サイクルの個体数を100%とすると、成虫5% 卵50% 幼虫35% サナギ10%です。
すなわち、『猫に蚤が5匹いると、家の中には、卵や幼虫・サナギが95匹いる。』ことになります。

(D): 猫に付ける駆虫薬(フロントライン プラス)は、動物病院か、ネット通販で購入します。
猫に塗ってから薬が効いてくるまでに1日ほどかかります。
室内に蚤の幼虫が居る状態では、幼虫が次々に成長して猫に付くので、
薬が効いてないように見えますが、幼虫が居なく成れば解決します。

蚤取り櫛を濡らして被毛を梳いてやれば、蚤がいるかどうかを確認しやすいです。

(E): 蚤は、うりざね条虫(寄生虫)、猫引っかき病菌の中間宿主です。
猫の寝ている場所に、茶色のゴマ粒の様なものが落ちていれば、うりざね条虫の片節だと思います。
(F): 猫も人も、蚤に刺され続けると、アレルギー性の皮膚炎になることが有ります。

体質によっては、刺された跡が黒く色素沈着することが有ります。
皮膚科でステロイド入りの軟膏を貰った方が良いと思います。

プロバイオティクス「ミヤBM」

ミヤBM錠とビオフェルミンの違いのまとめ
簡単にまとめると、乳酸菌・ビフィズス菌は、乳酸や酢酸などの酸性物質を作り出して有害菌の増殖をおさえる攻撃系の成分といえます。一方、糖化菌は乳酸菌やビフィズス菌をサポートする成分です。そして酪酸菌は、有害菌の増殖をおさえる作用と有用菌をサポートする作用を併せ持つ成分といえます。

https://sugamo-sengoku-hifu.jp/medicines/miya-bm.html

 

“私たちの健康を守るため、腸で有益な作用を発揮する微生物を含む製品 -医薬品、健康食品、動物用混合飼料など”の事を、プロバイオティクスといいます。

プロバイオティクスに使用される菌には

乳酸菌、ビフィズス菌酪酸菌、糖化菌、納豆菌、酵母菌があります。

ミヤBMはその中の酪酸菌製剤です。


ミヤBM

酪酸菌の特徴とは?】
酪酸菌とは長年医薬品又は飼料として使われてきた微生物です。安全性についても確立されています。酪酸菌は増殖の際に酪酸・酢酸・プロピオン酸などの有機酸を作る腐敗防止細菌です。

酪酸菌は100℃にも耐えうる胞子(芽胞)を形成し増殖が出来ない場所、例えば強酸・強アルカリ、或いは乾燥条件下にて活動を停止(休眠)し、環境が良くなると改めて生育を開始します。

そのため経口摂取した場合、胃内で胃酸により失活せず、動物の腸内に生きたまま届くことができます。

日本人の胃酸分泌量は近年急速に増加(これは除菌療法などによりピロリ菌の感染率が低下しているためです)してきておりますので、他の整腸剤の効果がイマイチの方はミヤBMが良く効くかもしれませんね。

また、腸内は本来酸性であるはずなのですが、腸の状態が悪いとアルカリ性に傾く事があります。そういった状況において、酪酸菌は腸内のpH(ペーハー)のバランスを整える効果も期待されています。

【便秘治療におけるミヤBMの位置づけは?】
ちなみに、慢性便秘症の治療ガイドラインにおいて、プロバイオティクスは推奨度2、エビデンスレベルBとなっており、腸を刺激してぜん動運動を促進するため、排便回数を増加させるとされております。

よって、便秘の治療にも用いられます。慢性便秘症でプロバイオティクスを使用する際には、細菌のえさになるオリゴ糖や食物線維と一緒に摂取すると効果が出やすいと言われています。

慢性便秘症に対してプロバイオティクスを用いた研究は多数行われておりますが、

①プロバイオティクスが腹部症状を悪化させる事無く、排便回数を増やす

②プロバイオティクスが便の形状を改善させる

③プロバイオティクスが残便感や不快感、肛門の不快感や痛みなどの自覚症状を改善させる

といった報告もなされています。

もちろん、プロバイオティクスが万能であるわけではなく、慢性便秘症の治療の一つの手段であるとということに変わりは有りません。

よって、私見ですが数日使用してみて症状が改善すれば継続するというスタンスが良いのではと考えております。

【当院は便秘治療に力を入れています!!】
京都市西京区のふなきクリニックでは院内処方でミヤBM錠を採用しております。

腸の弱い方・便秘でお困りの方はお気軽にご相談ください。

また、排便異常のある方は大腸にがんや炎症があることがあります。大腸内視鏡検査を受けていただくことで、大腸の病気を見つけることができます。大腸内視鏡については当院の内視鏡のページをご参照ください。

腸内には多数の細菌が集落を作って存在しています。その集落を合わせて「腸内フローラ」と呼びます。

腸内フローラはプロバイオティクスの摂取や抗生剤の使用により日々入れ替わっていきます。

抗生剤を長期で使用すると下痢をすることがありますが、これは腸内フローラに変化が起こるために生じる訳ですね。

腸内フローラについては、別ページをご参照下さい。

《2019年7月30日更新追記》

酪酸菌が酸性する酪酸について、最近の研究で以下の利点が指摘されています。

酪酸は腸管上皮で粘液の成分であるムチンの合成を促進するため、腸管バリア機能を改善する効果がある。腸管バリア機能の破綻は近年Leaky Gutと呼ばれ、様々な病気の発症と関連していると言われている。
制御性T細胞(T-reg)の分化を誘導する。よって、アレルギー疾患が改善する可能性がある。
監修・文責  日本消化器病学会 専門医 舟木 準

https://nishikyo-medical.com/blog/1708/

AAFCO(米国飼料検査官協会) The Association of American Feed Control Officials 栄養プロファイル

以下にAAFCOが公表している2016年度版の猫の栄養プロファイルを紹介します。

フード色々

アイシア 

・おにく生活 チキン 総合栄養食 タイ生産

肉類(鶏肉、牛レバー、チキンエキス)、小麦たんぱく、エンドウたんぱく、油脂類(ひまわり油、鶏脂)、たんぱく加水分解物、ツナエキス、酵母、糖類、調味料(アミノ酸、メラード反応)、ミネラル類(Na、Cl、K、Ca、P、Fe、Cu、Mn、Zn、I、Mg、Se)、増粘多糖類、ポリリン酸Na、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、B6、B12、ナイアシンパントテン酸葉酸、ビオチン、コリン)、タウリン、キシロース

 

・ポリリン酸Na:日本では厚生労働省によって指定添加物の「製造用剤」として認可されており、食品の変色を防止したり練り製品の結着力を増大させるため、他の縮合塩とともに利用されています。使用基準は特に定められていません。発がん性も確認されていません。

・キシロース:甘い、嗜好性、D-キシロースは、小腸で吸収されにくく、α-グルコシダーゼの活性を抑えるためグルコースの吸収を抑える作用があり、血糖値を抑制する作用がある。L-アラビノースにも同様の活性が認められ、D-キシロースよりも活性が強い。

調味料とキシロースを加熱した時のメイラード反応で嗜好性を高めている。

たんぱく質:10.6%以上、脂質:2.1%以上、粗繊維:0.1%以下、灰分:3.5%以下、水分:83.5%以下

 

ピュリナワン

健康寿命ケア 7歳以上 チキン グレービー仕立て 70g 総合栄養食 オーストラリア

チキン、小麦たんぱく、ラム、フィッシュ、ビーフセルロース、鶏脂、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、マグネシウム、鉄、銅、マンガン亜鉛ヨウ素)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、パントテン酸ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン)、アミノ酸類(タウリン)、増粘多糖類(キサンタンガム)、カラメル色素

※合成着色料、香料は添加していません。

たんぱく質    11.4 %以上
脂質    2.7 %以上
粗繊維    0.8 %以下
灰分    2.5 %以下
水分    80 %以下
その他の含有栄養成分
カルシウム    0.3 %以上
リン    0.2 %以上
タウリン    0.1 %以上

 

ロイヤルカナン

・エイジング 12+ ウェット

肉類(豚、鶏)、小麦グルテン、小麦粉、コーンスターチセルロース、ひまわり油、魚油(EPA/DHA源)、調味料(アミノ酸等)、糖類、加水分解甲殻類(グルコサミン源)、マリーゴールド抽出物(ルテイン源)、加水分解軟骨(コンドロイチン硫酸源)、アミノ酸類(グリシンタウリンメチオニン、L-トリプトファン)、増粘安定剤(増粘多糖類)、ミネラル類(Ca、Na、Cl、K、P、Mg、Zn、Fe、Cu、I、Mn、キレートミネラル(Cu、Zn、Mn))、ビタミン類(コリン、D3、E、B1、C、ナイアシン、B2、パントテン酸カルシウム、B6、葉酸、ビオチン、B12)

・主原料はすべて天然由来原料を使用しており、着色料を使用していない為、粒の色調等にばらつきがある場合がございますが、品質に問題はありませんので、安心してご利用ください。

 

保証分析値

たんぱく質 7.5 %以上

脂質 2.0 %以上

水分 83.0 %以下

食物繊維 1.1 %

ビタミン/A 45,000 IU

ビタミン/D3 320 IU

ビタミン/E 105 mg

カロリー含有量(代謝エネルギー)87 kcal/100g

 

・AIM30 仔猫用 健康な尿路ケア
下部尿路の健康維持のためマグネシウムを調整し※、仔猫の脳の発達に配慮してDHAを配合。オメガ3脂肪酸を含んだアマニが皮膚被毛の健康をサポートし、健康を維持することで免疫力を保つ初乳の成分であるヌクレオチドを配合しています。
(※マグネシウム約0.09%) 腎臓の健康維持に配慮し、ナトリウムの含有量を調整(標準0.39%))


原材料
トウモロコシ、グルテンミール、ビーフミール、ポークミール、動物性油脂、チキンミール、フィッシュミール(DHAを含む)、小麦粉、フィッシュエキス、植物性油脂、酵母ヌクレオチドを含む)、チキンレバーパウダー、おからパウダー、まぐろ・かつお削りぶしパウダー、ローストアマニ、オリゴ糖、乳酸菌、アガリクスクランベリーセサミン、ミネラル類(Na、Cl、Ca、P、K、Zn、Fe、Cu、Co、Mn、I)、アミノ酸類(シスチン、メチオニントリプトファンタウリン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、K3、コリン、ニコチン酸パントテン酸、ビオチン、葉酸)、調味料、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブ抽出物)

栄養成分
たん白質・・・31.0%以上、脂質・・・10.0%以上、粗繊維・・・4.0%以上、灰分・・・10.0%以下、水分・・・10.0%以下

 

・AIM30 室内避妊・去勢後成猫用
健康な尿路・毛玉ケア
室内で過ごす避妊・去勢後の成猫の健康に配慮し低脂肪に調整※1。下部尿路の健康維持のためマグネシウム、リン、カルシウムを調整し※2、食物繊維の配合により体内の毛玉を無理なく排泄します。オメガ3脂肪酸を含んだアマニが皮膚被毛の健康をサポートし、健康を維持する事で免疫をサポートするアガリクスや抗酸化成分があるセサミンを配合しています。(※1室内成猫用比90%、※2マグネシウム約0.085%、リン約0.9%、カルシウム約1.0% 腎臓の健康維持に配慮し、ナトリウムの含有量を調整(標準0.37%))


原材料
トウモロコシ、グルテンミール、チキン、ビーフ、ポーク、動物性油脂、小麦粉、フィッシュエキス、ローストアマニ、食物繊維、植物性油脂、酵母、チキンレバーパウダー、おからパウダー、まぐろ・かつお削りぶしパウダー、乳酸菌、アガリクスクランベリーセサミン、ミネラル類(P、Na、Cl、Ca、K、Zn、Fe、Cu、Co、Mn、I)、アミノ酸類(シスチン、メチオニンタウリン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、K3、コリン、ニコチン酸パントテン酸、ビオチン、葉酸)、調味料、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブ抽出物)

栄養成分
たん白質・・・31.0%以上、脂質・・・9.5%以上、粗繊維・・・4.0%以上、灰分・・・9.0%以下、水分・・・10.0%以下

 

・AIM30 15歳以上の室内猫用
腎臓の健康ケア
室内で過ごす15歳以上のシニア猫の健康に配慮し低脂肪に調整※1。下部尿路の健康維持のためマグネシウム、リン、カルシウムを調整し※2、食物繊維の配合により体内の毛玉を無理なく排泄します。オメガ3脂肪酸を含んだアマニが皮膚被毛の健康をサポートし、健康を維持する事で免疫をサポートするアガリクスや抗酸化成分があるセサミンを強化※3しています。(※1室内猫用比95%、※2マグネシウム約0.085%、リン約0.9%、カルシウム約1.0%、※3室内成猫用比150%) 腎臓の健康維持に配慮し、ナトリウムの含有量を調整(標準0.37%))


原材料
トウモロコシ、グルテンミール、チキン、ビーフ、ポーク、動物性油脂、小麦粉、フィッシュエキス、ローストアマニ、食物繊維、植物性油脂、酵母、チキンレバーパウダー、おからパウダー、まぐろ・かつお削りぶしパウダー、乳酸菌、アガリクスクランベリーセサミン、ミネラル類(P、Na、Cl、Ca、K、Zn、Fe、Cu、Co、Mn、I)、アミノ酸類(シスチン、メチオニンタウリン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、K3、コリン、ニコチン酸パントテン酸、ビオチン、葉酸)、調味料、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブ抽出物)

栄養成分
たん白質・・・28.5%以上、脂質・・・10.0%以上、粗繊維・・・4.0%以上、灰分・・・9.0%以下、水分・・・10.0%以下

 

 

 

猫のアミノ酸スコアー 栄養バランス

https://www.tamaone.jp/ext/magazine/2019/04/amino-acid-score.html

 

動物の体を構成している成分のうち、最も多いのは約70%を占めている水分です。この次に多いのが、約20%を占めるタンパク質。このタンパク質は、体の中では筋肉、骨、臓器、血液、ホルモン、皮膚、爪、髪、さらに酵素などを構成していて、体のほとんどの部位に関連している、とても大事な成分です。

タンパク質という物質は、「アミノ酸」と呼ばれる小さな物質が50個以上連結し、様々な形態をとりながら体内に存在しています。タンパク質をつくるアミノ酸は20種類存在し、この20種類のアミノ酸の結合の順番や結合の形によって、タンパク質は種類が決められています。
例えば、18種類のアミノ酸が結合すると「ケラチンタンパク質」という、髪の毛や爪を作るタンパク質になります。
タンパク質を口から摂取した場合、体の中でアミノ酸レベルまで分解され、アミノ酸として体内に吸収されます。吸収されたアミノ酸は肝臓まで運ばれ、必要な分だけ体の一部に合成されたり、エネルギー源になったりし、必要ない分は老廃物として処理されていきます。

タンパク質を構成するアミノ酸は、大きく必須アミノ酸」と「非必須アミノ酸」に分類されます。必須アミノ酸とは、体内で作り出すことのできないアミノ酸のことを指し、食事などからの摂取が必要となるため、《必須》と呼ばれています。
一方、非必須アミノ酸は、体内で他の物質から作り出すことができるため、必ずしも食事に含まれていなくても問題がありません。
ヒトの必須アミノ酸は「バリン・ロイシン・イソロイシン・リジン・メチオニンスレオニントリプトファンフェニルアラニンヒスチジン」の9種類が該当します。猫では、この9種類に加えて「アルギニン」が必須アミノ酸となります。(タウリンも必須栄養素として知られていますが、タウリン自体はタンパク質の構成成分ではありません。タウリンってとっても不思議なんですが、このお話はまた今度。)

では、どんなタンパク質が良いタンパク質と呼べるのか、今まで様々な評価方法が考えられてきました。
例えば、
・タンパク質を1g食べたら、どれだけ体重が増えるか調べる方法(タンパク効率:PER)
・タンパク質中に含まれる窒素がどれだけ体に残ったか、摂取した量と排出された量の差から調べる方法(生物価:BV)
しかし、これらの方法は、ヒトや動物で測定する必要があったため、時間と費用がかかっていました。

そんな中、1973年に国際連合食糧農業機関(FAO)と、世界健康保険機構(WHO)が提唱した評価方法が、「アミノ酸スコア」と呼ばれるものです。この方法は、その食品に含まれるアミノ酸の利用効率を評価した方法であり、この方法であれば、今まで考えてきた「PER」や「BV」ともある程度相関し、かつヒトや動物で測定しなくてもよい簡便さから、現時点で広く使用されているようです。
そして、アミノ酸スコアが高い食品=タンパク質として良質、と広く受け入れられているようです。

一番少ないアミノ酸が一番低い桶版となり、どれだけ利用されるかが決まります。

一番少ないアミノ酸が一番低い桶版となり、どれだけ利用されるかが決まります。

アミノ酸スコアは、その食品に含まれるタンパク質を構成するアミノ酸のバランスを元に、評価したものです。なぜ、アミノ酸のバランスに注目しているか、それは、アミノ酸が体内で利用される時の原理によります。
食事として口から体内に入ったタンパク質は、体内でアミノ酸レベルまで分解され、体を構成する成分やエネルギーとして利用されます。
この時、必須アミノ酸はそれぞれお互いのバランスを保ちながら利用されるといわれています。つまり、ヒトでは9種類の必須アミノ酸のうち、8種類がたくさんあっても1種類が少なければ、他の8種類も少ない量しか利用されない、ということなのです。

この原理は、必須アミノ酸を桶を作る一枚一枚の桶版に例え、「アミノ酸の桶理論」と呼ばれています。
一番少ないアミノ酸が最も短い桶版となり、9枚の桶版で囲った桶を作ったとき、最も短い桶版によって、その桶に入る水の量が決まってしまう、といった例えです。

アミノ酸が体内でどれだけ利用されるかは、この最も少ない必須アミノ酸によって決まります。このアミノ酸を「第一制限アミノ酸」と呼びます。

アミノ酸スコアは、この第一制限アミノ酸に着目し、該当アミノ酸が理想に対してどの程度含まれているかを数値化したものになります。

アミノ酸スコアの具体的な計算式

食品タンパク質の第一制限アミノ酸含有量÷アミノ酸評定パターン該当アミノ酸含量×100

アミノ酸評定パターンとは、タンパク質を構成する窒素1gにつき、それぞれの必須アミノ酸がどの程度含まれているのが理想か検討した基準値を差します。この値に対して、第一制限アミノ酸の量がどの程度含まれているかをこの数式で計算しています。
アミノ酸スコアは最大値を100とし、計算上100を超えた場合でも、その食品のアミノ酸スコアは100と記載されます。

それでは、トウモロコシで実際にアミノ酸スコアを計算してみましょう。

■トウモロコシのアミノ酸スコア

 

 

アミノ酸評定パターン※1 トウモロコシ成分 アミノ酸スコア
イソロイシン 180 240 240÷180×100 >100
ロイシン 410 960 960÷410×100 >100
リジン 360 110 110÷360×100 31
メチオニン+シスチン 160 310 310÷160×100 >100
フェニルアラニン+チロシン 390 590 590÷390×100 >100
スレオニン 210 200 200÷210×100 95
トリプトファン 70 33 22÷70×100 47
バリン 220 300 300÷220×100 >100
ヒスチジン 120 190 190÷120×100 >100

*1 アミノ酸評定パターンは1985年にWHOから発表されているものを、各種植物におけるアミノ酸成分値は文部科学省の該当サイト(http://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/1365478.htm)にて発表されているものを使用しています。

トウモロコシの場合、最も少ないアミノ酸はリジンであることが分かり、そこからトウモロコシのアミノ酸スコアは31であることが導き出せます。

このアミノ酸スコア、評定パターンが時折更新されるため、一定ではないのですが、現在発表されている数値で計算すると、
スコア100:大豆、卵、牛乳、牛肉、豚肉、鶏肉、魚類
スコア91:プロセスチーズ
スコア65:精白米
スコア48:トマト
などが挙げられます。

このアミノ酸スコアが高いほど、必須アミノ酸が効率的に利用できる“良質”なタンパク質、と言えます。

アミノ酸スコアを考えるにあたって、注意点が3つあります。

注意点その1

このアミノ酸スコア、あくまで必須アミノ酸の“利用効率”を数値化したものなので、実際の含有量は考慮されていない、という点です。
例えば、牛乳はアミノ酸スコアが100のタンパク源ですが、この牛乳を水で薄めたとしても、スコアは100のまま。なのでスコアが100だからと言って、摂取方法によっては必要なタンパク質が十分とれる、という話にはなりません。

注意点その2

これは、猫で考えるときの注意点です。アミノ酸スコアは必須アミノ酸の最低量によって決まると書きました。そして、ヒトと猫では必須アミノ酸が異なります。上にも記載しましたが、ヒトでの必須アミノ酸に加え、猫では「アルギニン」と必須栄養素の「タウリン」が加わります。そのため、ヒトで算出したアミノ酸スコアが必ずしも猫では使えない、ということになります。計算することは可能なので、論文ベースでは様々な報告がでていますが、一般的にネットに書かれている数値はヒトのものなので、注意が必要です。
ただし、第一制限アミノ酸になりやすいのは「リジン」と「メチオニン」と言われていますので、アルギニンやタウリンが影響を与えることは少ないのではないかと考察します。
ペットフードに添加されているアミノ酸の種類を見ると、リジンとメチオニンが多いのは、第一制限アミノ酸になりやすいから、と考えられますね。

注意点その3

これが最も大事な点だと思うのですが、アミノ酸スコアはあくまでその食品単体の評価であるため、アミノ酸バランスが違ういろんな食品を摂取すれば、アミノ酸の利用効率は変化する、という点です。
例えば、リジンの低い白米を食べた場合、一緒にリジンが多い豆類を摂取すれば、食事全体として考えたとき、無駄になるアミノ酸は少なくなります。アミノ酸スコア上、悪質(=利用効率が悪い)、とされるタンパク質源であっても、食事の組み合わせによっては、必ずしも悪質にはなりません。

アミノ酸スコアの低いものばかり偏って食べてしまった場合、タンパク質全体の量は十分摂取できていても、体内でうまく利用できない、ということが起こり得ます。
そして、アミノ酸スコアの考え方を知ったら、アミノ酸スコアの高い食材を体に合った量、食べる、これが最も効率の良いタンパク質の摂取方法であり、やみくもな高タンパク食は必要ないということもわかります。
また、アミノ酸を最大限、体に利用させようと思ったら、多くの食材をバランスよく食べる、これが最もいい方法であることに気づきます。

例えば、卵はアミノ酸スコアが100ではありますが、その中でも第一制限アミノ酸は存在するので、卵ばかり食べていたら、一部無駄になるアミノ酸がでてきます。少しもったいないですよね。この無駄をなくそうと思ったら、卵以外の食材も、バランスよく食べること、がおすすめできます。
そうしたら、アミノ酸のバランスは平均化され、単体しか食べていないときよりも、より体内にアミノ酸を吸収できるようになる、と言えます。

人では一日30品目、などが流行りましたが、これはたくさんの食材を食べることで、自然とバランスが保たれるから、なんですね。
これはぜひ、猫にもおすすめしたいです。普段のフードは1種類だったとしても、サイドメニューやオヤツの種類を増やしてみるとか。tamaをご愛用されている皆さまなら、サイドメニューやオヤツの楽しさも知っているはず。栄養学を勉強すればするほど、いろんなものをバランスよく、が結局は最も自然にバランスを整えることにつながるんだなあ、と思います。

・食品単体のタンパク質に評価方法としてアミノ酸スコアがある。
・スコアが高ければ吸収効率の良い(=良質な)タンパク質と言える。
・食品の組み合わせによって、さらにアミノ酸の吸収効率を上げることは可能。
・いろんなものをバランスよく、が結局は最強である。

最近はアレルギー検査が発達してきたこともあいまって、タンパク源について注目されることが増えてきたように思います。この食材にアレルギーがある、とわかっている子は、もちろんその食材を避けるべきですが、そうでない場合は、いろんな食材を食べてみるのがおすすめです。好き嫌いも含めて色々な食材を楽しんで、試してもらいたいな、と思います。

アミノ酸スコア

https://melos.media/wellness/60448/

アミノ酸スコア100」とは
  アミノ酸スコアとは、食品中に含まれるたんぱく質の栄養価を、必須アミノ酸の組み合わせから評価する指標のひとつです。アミノ酸スコアが高い食品は「質のよいたんぱく質」を含んでいると言われています。

 なぜアミノ酸スコアでたんぱく質を評価するのでしょうか。それは、食品に含まれるアミノ酸の組み合わせや量によって、体内での利用効率が左右されるからです。

 「必須アミノ酸の桶」理論で考えてみましょう。バラバラの板を組み合わせて作った桶があります。桶の板は食品あたりの各アミノ酸、桶の長さはアミノ酸含有量に例えられます。

▲(左)アミノ酸がスコア100の食品/(右)アミノ酸スコアが100ではない食品

 この桶板は全部で9枚(必須アミノ酸の種類分)あり、組んだ板の中でもっとも短い板を「第一制限アミノ酸」と呼びます。桶に水を注いだとしても、この短い板の高さまでしか水が溜められないように、アミノ酸の利用効率も第一制限アミノ酸によって決まってしまいます。

 この第一制限アミノ酸が理想値に対してどれだけ含まれているかを数値化したものが、アミノ酸スコアです。たとえ必須アミノ酸9種類のうち8種類が基準量をクリアしていても、残り1種類の含有量基準値がクリアされていなければ、その基準に合わせてたんぱく質利用効率は下がってしまいます。

 アミノ酸スコアの数値は0〜100まであり、一般にスコアが100に近ければ近いほど「質のよいたんぱく質」となります。全9種類ある必須アミノ酸の含有量が一定基準をクリアしていれば、アミノ酸スコアは100です。しかし、そのうち1種類でも基準に満たない必須アミノ酸がある場合、アミノ酸スコアは低くなります。

 

アミノ酸スコアが高い食べ物は?
 一般的に、動物性食品のほうが植物性食品に比べてアミノ酸スコアが高い傾向にあります。

▼食品のアミノ酸スコア一覧表
食品名   アミノ酸スコア
鶏卵      100

牛乳     100

牛肉     100

鶏肉     100

豚肉     100

あじ     100

いわし  100

さけ     100

まぐろ 100

精白米  61

パン     44

じゃがいも    73

とうもろこし 31

▲出典:厚生労働省「定保健指導の実践定期指導実施者育成プログラム」より編集部作成

  アミノ酸スコアが100に満たない食品でも、さまざまな食品を組み合わせることにより、不足したアミノ酸を相互に補い合うことができます。たとえば白米はアミノ酸スコアが61で第一制限アミノ酸がリジンです。ここでリジンを豊富に含む大豆を組み合わせると不足分がカバーされ、アミノ酸スコアを100に近づけることができます。


 実際の食事では、1食単位ないしは1日単位でアミノ酸スコアが100に近づくような組み合わせを意識するとよいでしょう。