tama’s diary

慢性腎臓病の猫の治療記録

果物や野菜に含まれるソラレンの量はどのくらい?

ソラレンは猫にとって毒性があります。ミカンの皮には沢山入っています。実は大丈夫のようです。

ヒルズの柑橘類はミカンが多い。抗酸化成分として入れている。皮を除いた実から抽出したエキスを使用している。ソラレンについては公表していない。

 

ミカンの皮と実には、フラボノイドだけでなく天然色素のカロテノイドも豊富です。なかでもβ‐クリプトキサンチンは、骨粗鬆症や糖尿病の予防効果が期待できます。

ただ、β‐クリプトキサンチンは、加熱で壊れやすい性質があります。余すことなく栄養成分を摂取したい場合は、ミカンは加熱をせずに用いるとよいでしょう。

https://tokusengai.com/_ct/17260658

みかんに含まれる栄養素
ビタミンC:水溶性ビタミンの1つで、コラーゲンの生成に必要な化合物として知られます。毛細血管・軟骨などを正常に保つ働きがあるほか、皮膚のメラニン色素の生成を抑え、日焼けを防ぐ作用もあります。熱に弱い。

β-クリプトキサンチン:温州みかんに多く含まれるカロテノイドの一種で、抗酸化作用が大きく、酸化ストレスから身を守ってくれます。静岡県浜松市三ヶ日町で10年間に渡って行われた大規模な疫学調査の結果から、血中β-クリプトキサンチン濃度が高い人では、飲酒による肝機能障害リスク、閉経女性での骨粗しょう症のリスク、メタボリックシンドロームのリスクが有意に低いことが明らかになっています。100℃、30 分間の連続加熱によって60%に劣化

ペクチン水溶性食物繊維のペクチンはみかんの筋や薄皮に多く含まれます。ペクチンは糖分の吸収を抑制する働きがあるため、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。さらに、腸内の物質と結合することで便の容積を増やし、腸のぜん動運動を促進しお通じを改善してくれます。

ノビレチン:フラボノイドの一種で、血糖値の上昇を抑える働きがあることがわかっています。さらに発がん抑制作用や、抗認知症作用についての研究も進められています。熱に強い。

ヘスペリジン:ビタミンPとも呼ばれるポリフェノールの一種で、陳皮の有効成分。血圧の上昇を抑制し、毛細血管壁を保護して血管の老化を予防する作用が知られています。最近の研究では温州みかんに含まれるポリフェノールが、緑茶の抗肥満作用を強めることが報告されています。熱に安定。

https://sowakajuen.com/articles/citrus-dictionary/ingredients-of-mandarin-orange-peel/#i

http://www.oryza.co.jp/pdf/japanese/citrus%20unshiu%20extract_j%203.0.pdf

 

「果物や野菜に含まれるソラレンの量はどのくらい?」にお答えします【拡散希望

美肌や美白のためには、日焼けやシミは避けたいですね。そんな時に気になる情報が、「ソラレンを多く含む食べ物」です。最近5年間で、ネット上の多くのサイトに、次のような情報を見かけるようになりました。

[ これは誤った情報です ]

  • ソラレンを多く含む野菜
    セロリ、パセリ、アシタバ、大葉、三つ葉、じゃがいも、きゅうり
  • ソラレンを多く含むフルーツ
    レモン、オレンジ、グレープフルーツ、みかん、キウイ、いちじく

サイトによっては、にんじん、春菊、パクチー野沢菜ブロッコリー、そば粉、クロレラ、すだち、アセロラ、パインアップルなどにもソラレンが含まれていると書かれています。そしてこれらの野菜やフルーツを朝食べると、ソラレンの影響で日焼けやシミの原因になるので、夜食べるのがお勧めとも書いてあります。

推定500~600かそれ以上のサイトに同じような記載がありますので、つい信じてしまいますよね。でもそれらのサイトの記述には、共通した怪しい点がいくつもあります。どのサイトも書き方が非常に似通っていることと、文献や信頼できる出典が一切引用されていないこと、そして何よりも実際の含量が何一つ書いてないことです。この状況から考えると、ある一つのいい加減な情報が、多くのサイトに拡散している可能性が非常に大きいと思われます。

美肌や美白の意識が高い人たちからは、「どのくらい食べると日焼けが増すのかわからなくて心配」とか「本当は朝から食べたいのに、ソラレンが怖いからがまんしている」などという声が聞かれます。そんな皆さまの不安や疑問におこたえするために、信頼できる文献を調査し以下に公表します。なお、キウイフルーツについては世界中のどこを探してもソラレンが含まれている」とか「ソラレン含量を測った」という文献がありませんでしたので、自分自身で実測しました。(世界中のどこにも根拠がないのに「ソラレンが多い果物」にされるなんて、本当に不思議ですね。)

食品 ソラレン類含量
(mg/100 g)
日焼けを増す可能性が
ある摂取量(g)
参考文献
キウイフルーツ
(グリーン)
検出されない
(皮の有無を問わず)
考慮の必要なし 実測しました
キウイフルーツ
(サンゴールド)
オレンジ 無視できる 考慮の必要なし (1)
オレンジジュース 無視できる 考慮の必要なし (1)
いちじく 無視できる 考慮の必要なし (1)
レモン 0.033 30300 (1)
ライム 0.5~0.92 1087~2000 (1),(2)
グレープフルーツ 2.19 457 (1)
グレープフルーツジュース 0.2~1.0 1000~5000 (1)
セロリ 0.025~0.8 1250~4000 (1) ~ (5)
パセリ 1.14~3.8 263~877 (1),(6)
じゃがいも おそらく考慮の必要なし ソラレン類を含むという根拠資料が存在しない。
おそらくソラレンとは全く別の物質であるソラニンとの混同だと思われる。
にんじん おそらく考慮の必要なし ソラレン類を含むという根拠資料が存在しない。
オクソラレンという薬剤の医薬品添付文書情報に「にんじんはソラレンを含む」と記載されているが、販売元の大正製薬に問い合わせたところ、根拠資料はないとのこと。
白にんじん(パースニップ)との混同も考えられる。
アシタバ おそらく考慮の必要なし 根にはジヒドロフロクマリンの存在が報告されているが、可食部がソラレン類を含むという根拠資料が存在しない。
クロレラ おそらく考慮の必要なし ソラレン類を含むという根拠資料が存在しない。
品質の悪いクロレラにまれに含まれることのある、強い光毒性を示す物質であるフェオフォルバイドと混同されたものと考えられる。
春菊、パクチー野沢菜、きゅうり、三つ葉、大葉、ブロッコリー、そば粉、すだち、アセロラ、パインアップル おそらく考慮の必要なし ソラレン類を含むという根拠資料が存在しない。
光毒性をもたないポリフェノールの一種であるクマリン類をフロクマリンと混同した可能性がある。
  1. (1) J. Agric. Food Chem., 65, 5049-5055 (2017)
  2. (2) Food Chem. Toxicol., 31, 331-335 (1993)
  3. (3) DFG-Senate Commission on Food Safety (SKLM) (2006)
  4. (4) Br. Med. J., 290, 1249 (1985)
  5. (5) Phytochemistry, 39, 1347-1350 (1995)
  6. (6) Mitt. Gebiete Lebensm. Hyg., 79, 112-129 (1988)
  7.  菌核病を発症したセロリでは3.8~4.5 mg/100 gまで上昇することが、文献(4)および(5)に記載されています。

結論を言えば、「キウイフルーツ、オレンジおよびいちじくにソラレンが多いというのは、まったくの間違い」ということになります。特にキウイフルーツからはソラレン類はまったく検出されず、その検出感度から計算すると、一度に少なくとも4,200個(420 kg)を皮ごと食べても何ら問題ないという結果となりました。体重の7倍ですので、もはや笑い話ですね。オレンジやオレンジジュース、いちじくもまったく問題ありません。レモンも30 kgというオーダーですので、常識的にはまったく問題ないと言って差し支えないでしょう。ライムは1~2 kg、グレープフルーツジュースは1~5リットル、セロリは1.25~4 kg程度ですから、フードファイターの皆さまはご注意された方がいいかもしれません!?

一方、グレープフルーツやパセリは、普通の人でも頑張れば食べられる量ですので、少しだけ気をつけた方がいいでしょう。

ちなみに、日焼けが増す可能性のあるソラレン類の摂取量ですが、今回は10 mgで計算しました。その根拠は2つあります。1つは、Food Chem. Toxicol., 29, 523 (1991)の論文で、「経口摂取した場合、日焼けに影響が出るか出ないかの境(閾値)は15 mgである」とされていることです。もう1つは、大正製薬から販売されているオクソラレンという尋常性白斑治療薬の医薬品添付文書情報に、「用量は20 mg」と書かれていることです。つまり、ソラレン類は15~20 mg摂取すると日焼けが増すと考えられるのですが、安全性を考えて、それよりも少なめの10 mgで計算したというわけです。その方が安心ですよね。

いかがでしょうか。これまで怪しげな情報のために、朝から果物や野菜を食べるのが心配だった皆さまに、少しは安心をお届けできたでしょうか。それにしても本当に迷惑なこの誤情報は、一体どこから生まれてきたのでしょうか。これは次のように考えられます。

  1. いちじくは、果実にはソラレン類がほとんど含まれていませんが、葉には多量のソラレン類が含まれています。論文をちゃんと読まない人たちが「Fig」という語を見て「いちじくの果実」と誤解したものと思われます。なお、上記の大正製薬のオクソラレンの医薬品添付文書情報でも、「いちじくはソラレン類を含む食品」とされています。私はこの件について大正製薬に問い合わせましたが、「社内には根拠資料がない」とのご回答をいただきました。これもやはり葉と果実を混同しているようです。余談ですが、イチジク栽培に関わる方々は、枝打ち作業などを素手で行うと、葉や枝などに触れた手や腕にソラレン類が付着して、日光性皮膚炎を起こす場合がありますので、ご注意ください。
  2. オレンジ、レモン、ライムなどの柑橘系フルーツでは、その可食部にはソラレン類が含まれていないかあるいは少量しか含まれていませんが、皮には多量のソラレン類が含まれます。たとえば、アロマオイルなどとして市販されている、ライムの皮から圧搾法で製造したライムオイルを手などに付けて日光を浴びると、日光性皮膚炎の危険性があります。そのため、果肉(可食部)にも多くのソラレン類が含まれると誤解されたものと思われます。なお、今回は調査を行っていませんが、これらのフルーツの皮を使った加工品や料理には、ソラレン類に対する注意が必要だと考えられます。また、これらのフルーツを皮ごとスライスしたものを顔に乗せる「パック」などは、念のために控えた方が安全だと思います。
  3. キウイフルーツにつきましては、今回示しましたようにその可食部にも皮にもソラレン類は含まれていませんでした。また、葉にも茎にも根にも、どこにもソラレン類が含まれているという報告はありません。まさに「根も葉もない」話ですね。これは、上記のいちじくやオレンジのような誤解ではなく、完全な濡れ衣で、メディアによって作り上げられた事実無根の誤情報です。どのようにしてこの完全な誤情報が広まったのかを調査した結果を以下に記します。
メディアによる誤情報 問合せに対する回答
2011年11月11日
某出版社の某書籍に「キウイにソラレンが含まれるといわれている」と記載された。
出版社と著者に問い合わせた結果、「根拠がなかったのでこの記述を削除し、ホームページ上に『お詫びと訂正』を出す」との丁寧なご回答をいただきました。
2011-2014年
上記書籍の内容が、Glittyやニコニコ動画などのサイトで紹介された。
Glittyを運営する株式会社メディアジーン様より、「元情報が撤回されたので記事を削除する」との丁寧なご回答をいただきました。
2015年7月27日
TBSの「世にも不思議なランキング なんで?なんで?なんで?」において、上記ネット情報などを参考として、「キウイはソラレンを多く含むフルーツ」として紹介された。
TBSの当時の番組プロデューサーより、「番組を監修した3名の専門家からは、そのような話はなかった。何の根拠に基づいたものかわからない」というご回答を電話でいただきました。電話では証拠が残らないため、こちらから内容証明郵便をTBSに送付し、「事実無根の情報であった」ことをお認めいただきました。
(この番組に専門家としてご出演された薬学がご専門の先生からは、「ソラレン類10 mgの経口摂取で皮膚に影響が出る可能性があるとする理由」をお教えいただき、参考としました。)
上記の番組で紹介された内容が、多くのサイトに拡散された。
2017年5月11日
日本テレビの「ヒルナンデス!」において、同様の誤情報が放送された。
ヒルナンデス!」のプロデューサーの方から「ご指摘の点について調べ直したところ、不確かな情報を伝えてしまっていたことに気づいた。放送内容については、番組ホームページに掲載していたので、2020年3月27日に当該部分を削除した。今回の件については、当社の番組制作部門で広く共有し同じことが起きないようにする」との丁寧なご回答をメールでいただきました。
(番組内でコメントをされた皮膚科の先生からも丁寧なお電話をいただき、「根拠がなかった」とのお話を伺いました。)
2019年3月14日
テレビ朝日の「日本人の3割しか知らないこと くりーむしちゅーのハナタカ!優越館」で同様の情報が紹介された。
番組の制作担当者の方から「番組制作に関わった5人の専門家のだれからも「各々の野菜や果物にソラレンが含まれるか否か」の根拠をもらっていなかった。美容関連や健康関連のインターネット記事を参照しただけだった。今後は注意する」とのご回答をメールでいただきました。

上記のような真相を明らかにするのは、ずいぶんと大変でしたが、やっぱりキウイフルーツは、何一つ理由がないまま、ソラレンを多く含む果物に仕立て上げられたことがわかりました。どうにか真相が明らかとなり、また情報元の出版者様には公式にご訂正をいただき、このとんでもない濡れ衣は晴れました。しかし、ネット上に拡散した誤情報が消えることはありません。このだれも得をしない、そして、だれも幸せにならない誤情報を少しでも少なくするために、どうか皆さま、正しい情報の拡散にご協力をお願いいたします。