tama’s diary

慢性腎臓病の猫の治療記録

3大栄養素とその役割 2022.6 ペット栄養管理士養成講習会から

3大栄養素とその役割:基礎編と機能編

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpan/23/2/23_88/_pdf

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpan/25/1/25_26/_pdf/-char/ja

https://youtu.be/0D1yPq6aeYk

・我々の体は蛋白質脂質から出来ているのに、

 すべての代謝現象を制御するのは糖に対して反応するインスリンである。

 これは非常に不思議な事

・猫はほぼ完全な動物食性(動物を主食にしている)だけど(栄養不均衡を植物で補ったとしても)、基本的には蛋白質と脂質に栄養依存しているはずですが、やはりインスリンの制御を受けている。だから、糖質を蔑ろにしてはいけない。

(確かに、猫も糖尿病になってインスリンで治療する)

アミノ酸は機能があるからそれを飲めばいいという事ではなく「バランス」が大事!

 素人考えでサプリは飲んではいけない!!!専門家の元で。

・リービッヒの樽、ドネルベックの桶

 動物には動物の、植物には植物の、適したアミノ酸バランスが存在する。

 制限アミノ酸が欠乏していると合成できる蛋白質が制限される。

 植物にはLysが少ないから、その他のアミノ酸も捨てることになり腎臓に負担がかかる

 毒性を持ってしまうアミノ基はHが1個つくとアンモニア(NH₂⇒NH₃)

 場合によってはpHに影響して結石が出来てしまう。

・動物の蛋白質栄養価値はアミノ酸に支配されている。だから、多くの動物で蛋白質の要求量以上にアミノ酸の要求量が重要視されている。

 蛋白質ではなく「アミノ酸」で論じるべき。

肉食動物は肉食だけでは高たんぱくすぎる!

(そう言えば、猫は高蛋白のフードよりある程度の蛋白量の方が体調がよかったりする)

・小型の草食動物は甘いものをあげると簡単に糖尿病になる。(牛は大丈夫)

3大栄養素の図

・炭水化物(糖質)は多いときはインスリンで脂肪にかえて貯蔵する。

・炭水化物(低血糖)が少ない時は、蛋白質からアミノ酸を遊離して代謝して糖をつくる。一方で、アミノ基を外せば脂肪酸となる。

蛋白質は炭水化物にも脂肪にもなれる。しかし、どちらになるにしてもN(窒素)を外さなければならなく、エネルギーを無駄に使う。また、N(窒素)を持っているのは蛋白質だけなので、炭水化物や脂肪からは作れない。

蛋白質は遺伝情報、体の構造、非常に重要なことを担っていて、他の栄養素とは違う扱いになる。

・3大栄養素の不均衡が起きてくると、エネルギーが足りていても、ビタミン不足が起きてくる。ビタミンBが足りないよ。と言う話が出た時、単純にビタミン不足ではなく、本質はこの3つの不均衡が起きていることが多い!

・3大栄養素のバランスが大事で、そのあとビタミン

・全エネルギーのうち、蛋白質はどれだけか?1kcalの蛋白質はどれだけか?

 

・栄養素:動物が生きるために外から取り入れなければならないもの

  脂肪   ―

  蛋白質  ― 3大栄養素

  炭水化物 ―

  ミネラル

  ビタミン