tama’s diary

慢性腎臓病の猫の治療記録

ネコ好きほどネコが嫌がる場所を触っている!? こねくりまわしにご注意を

https://www.youtube.com/watch?v=UwqG2wLb0KQ

 

ネコ好きほどネコが嫌がる場所を触っている!?
 解析の結果、ネコの飼育経験や知識をもっているヒトほど、ネコが嫌がる赤い領域への接触が多いことがわかりました。また、ネコに対して自由に行動する余地を与えない傾向が多かったのです。

 これは心理学でダニングクルーガー効果と呼ばれる、専門性や自己評価が正しくできずに自分の能力を過大評価してしまう現象の影響が考えられるとのこと。意外にも、ネコと暮らしていてもネコや動物に対する正しい知識がないヒトが多いのかもしれません。

 また神経症的な傾向の性格のヒトや年齢が高い(56~75歳)ヒトは、ネコを抱いて拘束する傾向が多くみられました。一方、動物に関する仕事の経験があるヒトは、ネコにとって快適なアプローチをしていました。なお、この調査ははじめて会うネコとの関係を記録していました。一緒に暮らしているネコで調査すると、また新たな発見があるかもしれません。

 ノッティンガムトレント大学の研究者チームが作成した『CATガイドライン』があります。選択と制御を与える<Choice and control>、反応に注意する<Attention>、触る場所に気を付ける<Touch>といったネコに接する時の行動指針です。今回の調査に協力した保護施設による動画で観ることができるのでぜひチェックしてみてください。

 私も幼い頃からネコと暮らしてきたので、ネコのことを知っていると思い込んでいるフシがあります。しかし、知識をもっているからといって、目の前に魅力的なネコがいると、ずいずいと手を伸ばしてグリグリとこねくりまわしてしまうこともあります。これくらいなら大丈夫、などと慢心せずに、ネコには(抱きつきたくなる気持ちをおさえつつ)真摯(しんし)に接したいものです。

Investigation of humans individual differences as predictors of their animal interaction styles, focused on the domestic cat