tama’s diary

慢性腎臓病の猫の治療記録

老人ホームのお金と探し方 

小嶋勝利 編著

・老人ホーム選びは、ご自身の予算の範囲内で、合う介護流派を探すことなので、友人・知人の主観的な意見に左右されることは避けなければなりません。必ず、自分で確認することが大事。

・ケアマネジャーは介護のプロ。しかし、老人ホームのプロではなく、ネガティブな思いをベースに抱えていることが多い。

・老人ホーム紹介センター:相談員と会話することで、老人ホームに対する考えを整理する。気の合う相談員を探す。

・オリジナル「ホーム一覧表」を作る

・医療体制ではなく生活面を重視してホームを探す

・体験入居もいいけど、ショートステイの方が実際の雰囲気をつかめる。

・施設見学:タクシー使い、いろいろ情報をもらう。見学する時間帯は「昼食時間」試食をお願いしてもいい。その場にいる職員の数を数える。入居者の表情を見る。入居者への声のかけ方、表情、歩き方、職員同士の会話雰囲気などに親しみが持てるか。

・もし合わなければクーリングオフ「90日」

・入居一時金:しっかり説明を聞く。退所した場合の返却日の確認。

・老人ホームの職員には、「いつも、ありがとう。おかげで私は助かっています。」と声を掛けましょう。

 

・国は看取りを行っている老人ホームに「看取り介護加算」なるボーナスを与えている。看取りをした方が収入増につながる結果、看取り対応というキーワードが踊っている。

看取りとは「医療処置を継続しても抜本的に解決できない場合、その処置を止めて死を受け入れる」ということ。「積極的な治療はしない」「延命はしない」と意思表示をした場合に、看取りの本格的なプロセスが始まる。

多くの介護事業者は、看取りの実績を競い、感動という衣をまとわせている。さらに、高齢者に「看取りは美しい」「延命は悪」というすり込みを行っているような気がしてならない。この風潮に対しNoといいたい。

例えば「胃ろう」

10年ほどの間で、胃ろうを付けることを勧める医師が急に減った。これは、診療報酬が一気に減らされ、胃ろうのキット代も出ないほどの安い額しか医療機関に入らなくなったから。こうして、付けるだけ医療機関の赤字を増やす胃ろうが、医療者にとって「悪」になった。患者や家族に対して、「胃ろうを付けてまで延命するのは悪」「自然な看取りは美しい」と刷り込みを始める医療者が出てきた。

皆が胃ろうをしないから自分もしない。という風潮にNo。胃ろうをしないという価値観を持った人がいてもよいが、胃ろうをしてでも生きていたいという人の気持ちも尊重すべき。

・お風呂

想像してみて下さい。もし、あなたの体力が落ちてきていたら、余計疲れていしまうかもしれません。また、自由には入れず、誰かの手を借りなくてはいけないとしたら、入浴は楽しいものでしょうか?

・老後とお金についても詳しく書かれていある