tama’s diary

慢性腎臓病の猫の治療記録

新版 ステロイドがわかる本 宮坂信之

病気別の使い方と副作用について書かれていて分かりやすい本でした。

 

例1.アトピー性皮膚炎

・アレルギー的要因:ダニ、ハウスダスト、食べ物(牛乳、卵)、花粉、カビ、ホルムアルデヒド

・非アレルギー的要因:洗剤(シャンプー、リンス)、ストレス、掻くこと、接触刺激

 

ステロイド外用薬の塗り方

皮膚に刺激を与えないように、できるだけやさしく。決してすり込む必要はなく、手のひらで用いる場合は手のひらで外用薬を暖めて、出来るだけ薄くのばすように塗る。

・注意すべき副作用(安易に強いステロイドを使わない)

強いステロイドを長期間使うと、皮膚の萎縮、血管壁がもろくなること、毛や脂腺が非常に活発化するなど。

副腎皮質機能不全、発育障害、感染症

 

例2・アレルギー性結膜炎

・眼瞼および眼球の白目の炎症:眼のかゆみ、目ヤニ

・原因:花粉(スギ、カモガヤ、ブタクサ)、ハウスダスト、ダニ、アトピーに伴う結膜炎

・治療:抗アレルギー薬、ステロイド免疫抑制剤などの点眼薬。抗原との接触を避ける。

・副作用:ステロイド点眼薬を長期に使うとステロイド緑内障を起こす可能性がある。症状の酷いときだけ用いて、それ以外はできるだけ抗アレルギー薬の点眼のみで経過を見るのが望ましい。